Prism グラフを作成する

このチュートリアルでは、基本的なレンダーグラフの作成手順を説明します。レンダーグラフの作成方法、ノードの追加方法、そしてノード同士を接続して完全なレンダーグラフを作成する方法を学びます。

空のグラフを作成する

まず、新しい Prism グラフ を作成します。

  1. ライブラリ (Library) で Rendering を見つけ、Prism Graphs を右クリックして Create > Empty Prism Graph を選択します。

    ../../_images/create-empty-prism-graph.png

    新しいグラフが作成されます。このグラフはまだレンダリングに使用されていません。ビューポート (Viewport) に接続する必要があります。

  2. グラフでレンダリングするビューポート (Viewport) を選択します。プロパティ (Properties) パネルで Render Pass Prefab に移動し、ドロップダウンリストからグラフを選択します。

    これでビューポート (Viewport) のレンダリングが停止します。レンダーグラフが現在空であるため、これは正常な動作です。以降の手順でレンダリングが有効になります。

    ../../_images/viewport-select.png ../../_images/property-view.png

ノードを追加して接続する

  1. ライブラリ (Library) フォルダ内のグラフをダブルクリックして開きます。

    初期状態のグラフは空で、出力ノードのみが含まれています。

    ../../_images/empty-prism-graph.png

    レンダーグラフでは、Kanzi が各フレームをどのようにレンダリングするかを定義します。グラフはノードとノード間の接続で構成されます。ノードには、基本ノード、オフスクリーンノード、アドバンストノード、レンダーパスノードがあります。

    • 基本 (Basic) ノードは、プリミティブなレンダリングオペレーションです。Draw、Clear、Blit があります。

    • オフスクリーン (Offscreen) ノードは、描画結果を格納して使用するレンダーターゲットです。

    • アドバンスト (Advanced) ノードは、シャドウの追加やポストプロセスエフェクトのレンダリングなど、一般的なレンダリングオペレーションへのショートカットです。

    • レンダーパス (Render Pass) ノードはエンジンのレンダーパスタイプに直接対応しており、レンダリングパイプラインをきめ細かく制御できます。例として、Build Acceleration Structure や Compute があります。

    このチュートリアルでは、まず基盤を学ぶために基本ノードを扱います。

  2. クリアノードを追加するには、グラフ上の任意の場所を右クリックし、Add Node > Basic Node > Clear を選択します。

  3. 同様に、Add Node > Basic Node > Draw を選択してドローノードを追加します。

    ../../_images/node-creation.gif

    クリアノード は、接続先のターゲットをクリアします。多くの場合、接続先はドローノードであり、最初のオペレーションとして、前にレンダリングされたフレームのカラー情報またはデプス情報をクリアします。

    ドローノード は、オブジェクトをスクリーンまたはレンダーターゲットにレンダリングします。

    これで必要なノードがすべてエラーなしで揃いましたが、まだスクリーンには何もレンダリングされていません。次の手順では、接続を作成してグラフを完成させます。

    ヒント

    描画するオブジェクトを定義するには、オブジェクトソース (Object Source) プロパティを使用します。

    ../../_images/select-object-source.png
  4. ノードの出力ソケットから接続をドラッグして、クリアノードをドローノードに、ドローノードを出力ノードに接続します。

    ../../_images/node-connections.gif

    接続が完了すると、グラフは有効で完全な状態になります。プレビュー (Preview) ウィンドウに 3D オブジェクトがレンダリングされるはずです。

ノードのプロパティを変更する

各ノードは、新しいプロパティを追加することで変更できます。次に、クリアノードにカラープロパティを追加して、レンダリングの背景色を変更します。

  1. クリアノードの下にある + アイコンをクリックし、Clear Color 0 プロパティを追加します。

    ../../_images/add-color-property.png
  2. カラープロパティを調整して背景色を調整します。

    ../../_images/custom-graph-finished.png

ヒント

Prism グラフを共有する各ビューポート (Viewport) は、個々のマテリアルプロパティの値を独立してオーバーライドできます。Prism ノードのプロパティを選択し、Override value from Viewport ボタンをクリックすると、同じグラフを使用する他のビューポートに影響を与えずに、ビューポートごとの値を設定できます。

../../_images/prism-override-property.gif

関連項目

Prism グラフ