Kanzi 3.9.11 リリースノート¶
レンダリング¶
緯度経度 (正距円筒図法) 環境テクスチャの作成に使用できるマテリアルを導入しました。
LatLongSkybox を使用すると、緯度経度 (正距円筒図法) 環境テクスチャをスカイボックスとしてレンダリングできます。
LatLongCubemapBlit を使用すると、緯度経度 (正距円筒図法) 環境テクスチャをキューブマップにブリットできます。
緯度経度環境テクスチャを使用する を参照してください。
HDR 環境テクスチャ向けに GPU ベースのキューブマップ処理を導入しました。これにより、HDR 環境テクスチャを環境キューブマップテクスチャまたはイメージベースドライティングキューブマップテクスチャとしてインポートする際のパフォーマンスが向上します。
デフォルトでは、Kanzi は GPU ベースのキューブマップ処理を使用します。低速な CPU ベースのキューブマップ処理を使用するには、User Preferences で Use GPU-based cubemap filtering オプションを無効にします。
Properties で、マテリアルルールをドラッグアンドドロップして並べ替えたり、マテリアルルールの条件とアクションを並べ替えたりできるようになりました。
アクティビティ¶
アクティビティを非アクティブ化したときに、そのアクティビティインスタンスを保持するように Kanzi を設定できるようになりました。そのようなアクティビティを再度アクティブ化すると、Kanzi はアクティビティを復元し、非アクティブ化前と同じステートで表示します。Activity の永続化 を参照してください。
Kanzi Studio のユーザビリティ¶
コードエディタが GLSL プログラミング言語のコード補完をサポートするようになりました。コード補完の候補を表示するには、コードエディタで Ctrl Space を押します。シェーダーを編集する を参照してください。
コードエディタにダークテーマを導入しました。エディタのテーマは、User Preferences の General タブで切り替えることができます。
Library > Project References で、既存の kzb 参照ファイルのファイルパスを変更できるようになりました。ファイルパスはプロジェクトのルートディレクトリからの相対パスになりました。
Node Tree のコンテキストメニューから、以下を配置できるようになりました。
Preview 内の Camera の現在のビューの位置にノードを配置
任意のノードの位置に Preview のビューを配置
カメラノードの位置を設定する を参照してください。
Focus To Selected コンテキストメニューコマンドを使用するか、Node Tree で選択したノードをダブルクリック (プレハブ以外のノードの場合) することで、Camera の現在のビューを選択したノードにフォーカスできるようになりました。
参照されているプロジェクトのマテリアルタイプと Kanzi Studio が自動的に同期する Linked Material Type を作成できるようになりました。Linked Material Type を参照プロジェクトのマテリアルタイプと同期する必要がなくなった場合は、通常のマテリアルタイプに変換できます。プロジェクトへのマテリアルタイプの追加 を参照してください。
複数プロジェクトを含むソリューションで Preview をリスタートすると、Kanzi Studio は現在選択されているプロジェクトのプレビューを開始するようになりました。
Kanzi USD Importer¶
Universal Scene Description ファイルを Kanzi Studio プロジェクトにインポートできる Kanzi USD Importer プラグインを導入しました。https://docs.kanzi.com/usd-importer/1.0.0 を参照してください。
クラスターテンプレート¶
Figma デザインから車載クラスターを作成する方法を示すステップバイステップガイドを Kanzi Project Templates に追加しました。https://docs.kanzi.com/project-templates/3.9.10 を参照してください。
プレビュー (Preview)¶
Preview はシャットダウン時に、アプリケーションと作成された Kanzi Engine オブジェクトを破棄し、正常にシャットダウンするようになりました。これにより、たとえば Kanzi Engine プラグインで onDetach メソッドを通じて Preview の終了を処理できるほか、KanziPreview は Kanzi Studio の終了時に必ず停止するようになりました。
Kanzi Studio プラグイン API¶
Kanzi Studio プラグイン API でのバインディングの作成を改善しました。
BindingHost.CreateBindingメソッドを拡張し、以下を含めるようにしました。バインディングモード。デフォルトのモードは One Way です。
Two Way バインディングのプッシュターゲット。
バインディングモードの情報を格納する
Binding.BindingTypeプロパティを追加しました。
プラットフォーム¶
Wayland プラットフォームパッケージに、グラフィックス出力オプションとして
wayland::WaylandIVIEGLGraphicsOutputを追加しました。Wayland で EGL グラフィックス構成を列挙できるようになりました。EGLGraphicsFormatID を参照してください。
Kanzi Engine C++ API で Wayland XDG シェルのアプリケーション ID を設定できるようになりました。
wayland::XDGToplevel::setIdおよびwayland::XDGShell::setAppIdを参照してください。
変更点¶
Kanzi のシステム構成に16進数の値を渡せるようになりました。たとえば、16進数の値を使用してウィンドウの順序を設定できます。アプリケーションウィンドウの位置とサイズ を参照してください。
HarfBuzz を 5.3.1 から 8.3.0 に更新しました。
注目すべき修正点¶
Kanzi Engine¶
読み込むファイルが存在しない場合に、Kanzi ファイルプロトコル
file://が不適切なエラーメッセージを表示する問題を修正しました。(SDK-9468)Kanzi ファイルプロトコル
file://が otf 拡張子のフォントファイルを読み込めない問題を修正しました。(SDK-9488)Dispatch Message Action がターゲットノードを見つけられない場合にログに出力する警告メッセージを改善しました。(SDK-9537)
レンダリング結果に影響しない余分なステンシルステートの切り替えを削除しました。(RENDERING-1201)
Stack Layout 内のノードに大きな負のマージン値を適用すると、デバッグモードの Kanzi アプリケーションがアサーションで終了する問題を修正しました。(SDK-9588)
マルチタッチ入力を使用すると、Scroll View が無効な位置にスクロールする問題を修正しました。(SDK-9581)
ズームを有効にした状態でマルチタッチ入力を使用すると、Scroll View ノードが逆方向にスクロールする問題を修正しました。(SDK-9589)
Button ノードのアタッチとデタッチを繰り返すと、メモリ消費量が増加する問題を修正しました。(SDK-9616)
Kanzi Studio¶
HDR の緯度経度環境テクスチャのラップモードを、Clamp ではなく Repeat ラップモードを使用するように修正しました。(RENDERING-1067)
FBX ファイルのインポートに失敗する問題を修正しました。(PRODUCT-568)
参照先プロジェクトからリソースを取得する際に、データソースを更新できない問題を修正しました。(PRODUCT-614)
環境キューブマップテクスチャまたはイメージベースドライティングのキューブマップテクスチャとして作成した後、Cubemap Texture のフォーマットが誤っている問題を修正しました。(RENDERING-973)
Kanzi Studio はライセンスのアクティベーションにシステムのプロキシサーバー設定を使用します。プロキシで認証が必要な場合は、資格情報を Windows 資格情報マネージャーに保存してください。(PRODUCT-728)
Kanzi Studio プロジェクト間で Cluster Materials を共有できない問題を修正しました。(PRODUCT-563)
Android application with Java plugin で新しいプロジェクトを作成し、データソースの jar プラグインを再ビルドすると、Kanzi Studio でデータソースが失われる問題を修正しました。(ANDROID-625)
Kanzi Android framework (droidfw) ビューのスタートアッププレハブを削除すると Target Preview が動作しなくなる問題を修正しました。(ANDROID-852)
プラットフォーム¶
Wayland および QNX のグラフィックス出力が
SurfaceColorSpace構成設定に従うようになりました。SurfaceColorSpace を参照してください。(INTE-471)スリープからの復帰サイクル中にキーマップのファイルディスクリプタが正しく閉じられないことが原因で、Wayland でメモリリークが発生する問題を修正しました。(INTE-497)
Kanzi バイナリのコンパイル時に使用したバージョンより新しいバージョンの libwayland を使用すると、Wayland でクラッシュする問題を修正しました。特に、これにより Ubuntu 24.04 でのクラッシュが解消されます。(INTE-539)
QNX プラットフォームで、ネットワーク機能を使用しているにもかかわらず libkztargetpreview が libsocket とリンクされない問題を修正しました。(INTE-549)
Scons でビルドする際に、Kanzi Engine プラグインテンプレートが
--dynamicフラグに対応するようになりました。(INTE-200)