Kanzi 3.9.13 リリースノート

変更点

  • Kanzi Studio では、Scene ノードが常に Viewport2D ノードの最初の子であることが必要になりました。これにより、フォーカスを適切に処理でき、アプリケーションのパフォーマンスが向上します。この変更に伴うプロジェクトの移行は不要ですが、Kanzi Studio はこの要件に従っていない Scene ノードをハイライト表示します。

  • Fonts に Keep Alive Behavior プロパティを追加できるようになりました。これにより、フォントが使用されていないときでもフォントファイルをメモリに保持できます。Kanzi Engine が個々の未使用リソースをどのように処理するかを設定する を参照してください。

レンダリング

  • Factory Content に、3D シーンにキューブマップの背景を描画できる Skybox Render Pass が含まれるようになりました。レンダーパス (Render Passes) を参照してください。

プラットフォーム

  • Node Tree ウィンドウと Prefabs ウィンドウでノードをダブルクリックしたときの Kanzi Studio の動作を統一しました:

    • Node Tree ウィンドウでノードをダブルクリックすると、Kanzi Studio は Preview を Edit モードに設定し、クリックしたノードにフォーカスします。

    • Prefabs ウィンドウでプレハブをダブルクリックすると、Kanzi Studio はそのプレハブをコンポジションとして開きます。

    • Node Tree ウィンドウと Prefabs ウィンドウのどちらでも、ダブルクリックで子ノードを持つノードが展開されなくなりました。子ノードを持つノードを展開するには、ノードの横にある矢印を使用します。

  • POSIX システムのイベントファイルディスクリプタの値が FD_SETSIZE によって制限されなくなりました。

  • デフォルトで、Kanzi はすべての Wayland シートを 1 つの仮想シートに統合するようになりました。また、個々のシートを切り替えることもできるようになりました。Kanzi が使用するシートの設定例については、wayland::DefaultWaylandEGLGraphicsOutput::getWaylandSeats を参照してください。

アクティビティ

  • Kanzi Studio のフレームワークおよび API リファレンスドキュメントに、Activities のアクティブ化と非アクティブ化の際のリソースの仮想化と保持に関する情報を追加しました。

Kanzi Studio のユーザビリティ

  • animate 関数内の animationDataResource のパラメーターとして、変数とカスタム文字列プロパティを使用できるようになりました。Animate を参照してください。

  • すべてのプレハブのルートノードから、スクリーンノードのリソースディクショナリにアクセスできるようになりました。これにより、ノードプレハブ内のバインディングで、スクリーンノードのディクショナリに定義されたエイリアスを参照して使用できます。

ドキュメント

  • Kanzi Engine Lua API リファレンスドキュメントを更新しました。以下の機能が追加されています:

    • 新しい検索機能。

    • ライトテーマとダークテーマに対応したスタイルの更新。

    • ドキュメントに関するフィードバックを送信するためのフィードバックボタン。

    • GDPR 規制に準拠するための Cookie 同意バナー。

    • 使用状況を監視してドキュメントを改善するためのアナリティクストラッキング。

  • マルチプロジェクトワークフローのドキュメントを更新し、参照プロジェクトを編集する方法を説明しました。参照されたプロジェクトを編集する を参照してください。

注目すべき修正点

Kanzi Engine

  • Kanzi のテキストレンダリングのパフォーマンスを改善しました。(SDK-9811)

  • Kanzi でスリープ後にコンポジションターゲットが復元されない問題を修正しました。(RENDERING-1766)

  • Kanzi で誤ったシェーダーコンパイラエラーが発生する問題を修正しました。(RENDERING-1471)

  • 特定のフォントで iType フォントレンダラーがアラビア語の発音区別符号をレンダリングしない問題を修正しました。(SDK-9967)

  • StateManager リソースと PrefabTemplateNode リソースに対して、Object::getDynamicMetaclass メソッドがベースの Resource メタクラスを返す問題を修正しました。(SDK-9977)

  • Text Box に特定の入力を行うと、デバッグモードで Kanzi Engine がアサーションにより終了する問題を修正しました。(SDK-10013)

  • Text Box のカーソルが誤った位置にレンダリングされる問題を修正しました。(FMW-53)

  • 有効な QNX コンテキストタイプの選択が拒否される問題を修正しました。(INTE-844)

Kanzi Studio

  • Texture フォルダのコンテキストメニューの Import Images コマンドで HDR 以外の画像のみをインポートする際に、インポート時間が長くなり、警告が出力される問題を修正しました。(PRODUCT-1105)

  • プロジェクトをインポートする際に Kanzi Studio が終了する問題を修正しました。(PRODUCT-1246)

  • あるプレハブから別のプレハブにバインディングをコピーすると、Preview が終了する問題を修正しました。(PRODUCT-807)

  • プロジェクトを Kanzi Studio にドラッグすると、クイックスタートのポップアップによって Kanzi Studio のインターフェイスがブロックされる問題を修正しました。(PRODUCT-1149)

  • Preview のシャットダウン時に、解放されないリソースが残る問題を修正しました。(PRODUCT-1292)

  • ドロップダウンを素早く開くと、ツールチップがドロップダウンに重なる問題を修正しました。(PRODUCT-1099)

  • Kanzi Engine プラグインで定義された Action が正しく表示されない問題を修正しました。(PRODUCT-541)

  • Kanzi Studio が削除されたキューブマップをプロジェクトファイルに保持し、kzb ファイルにエクスポートしていた問題を修正しました。(PRODUCT-560)

  • 誤ったビットマップフォーマットの画像ファイルを使用して HDR キューブマップのテクスチャを生成すると、Kanzi Studio が終了する問題を修正しました。(PRODUCT-1314)

  • Kanzi Studio のアプリケーションテンプレート Android application with Java plugin によって作成されるサンプルテストのビルドの問題を修正しました。(ANDROID-1154)

  • 子ノード上の State Manager のコントローラプロパティにトランジションを追加できない問題を修正しました。(PRODUCT-519)

  • フォントファイルを Library > Font Families > <FolderName> > Font Family にインポートすると、Kanzi Studio が終了する問題を修正しました。(SDK-9964)

  • 期間限定のサブスクリプションライセンスを再アクティベートする最初の試行時に、Kanzi Studio がエラーを表示する問題を修正しました。(PRODUCT-1064)

  • Kanzi Studio の外部でシェーダーファイルを変更した後、Kanzi Studio がそのシェーダーファイルを更新して適用できない問題を修正しました。(PRODUCT-1352)

  • アセットのインポートをアンドゥすると、Kanzi Studio が終了する問題を修正しました。(PRODUCT-1351)

  • 別のプロジェクトからマージしたキューブマップテクスチャファイルを Kanzi Studio がインポートできない問題を修正しました。(PRODUCT-565)

  • Kanzi Studio プロジェクトで LTT フォントを使用する際の不要な警告を削除しました。(PRODUCT-533)

  • アセットパッケージのインポート中に Access is denied エラーが報告される問題を修正しました。(PRODUCT-903)

  • Asset Package のインポートのアンドゥとリドゥーを繰り返す際に、Mesh data の警告が報告される問題を修正しました。(PRODUCT-904)

  • プラグインメタデータの検証エラーメッセージに詳細情報を追加しました。(PRODUCT-1098)

  • DateTime がチェックされる箇所での Kanzi Studio のパフォーマンスを改善しました。(PRODUCT-1321)

  • Viewport 2D ノードの 2 番目の子ノードでコンテキストメニューを開くと、Kanzi Studio が unable to move scene という警告を報告する問題を修正しました。(PRODUCT-1336)

  • RenderPassPrefab への ToSource バインディングを使用して、Viewport2D から RenderPass のカメラを設定できるようになりました。(RENDERING-1123)

  • Code Behind を含むプロジェクトで、Preview の構成を変更してプロジェクトの名前を変更した後に、誤って例外エラーが報告される問題を修正しました。(SDK-9832)

Kanzi Android framework (droidfw)

  • Android からマルチタッチジェスチャーのキャンセルを受け取った後、Kanzi Android framework (droidfw) ベースのビューがユーザー入力の処理を停止する問題を修正しました。(ANDROID-1227)

プラットフォーム

  • QNX 7.1 以降のバージョンで、アプリケーションのシャットダウン中に発生する Failed to unregister async input events エラーを修正しました。(INTE-774)

  • アイドル状態中の Wayland イベントのポーリングにより、libwayland の内部リングバッファがオーバーフローする問題を修正しました。(INTE-805)

  • Wayland でのタッチにおいて、同じタッチフレーム内でタッチ ID を再利用すると、デバッグモードでコンパイルした場合に Kanzi がアサーションにより終了する問題を修正しました。(INTE-800)

関連項目

既知の問題