Kanzi 3.9.14 リリースノート

パッケージマネージャー

  • Kanzi パッケージマネージャーを導入しました。これにより、再利用可能なコンポーネントとアセットの共有と管理、クロスプラットフォームのアプリケーションおよびプラグイン開発のサポート、そしてプロジェクトの依存関係のインストール、更新、削除の簡素化が可能になります。

    パッケージマネージャー を参照してください。

    注釈

    パッケージマネージャーは Kanzi 3.9.11 以降でのみ使用できます。

Kanzi Rust API

  • Kanzi Rust API を導入しました。これは Kanzi Engine C++ API に対する、すぐに使用できる豊富で慣用的なバインディングを追加するもので、Rust アプリケーションで Kanzi Engine を使用できるようになります。このバージョンでは、最もよく使用される機能の初期サブセットをカバーしています。

    Rust を参照してください。

Kanzi Android Service

  • Kanzi Android Service フレームワークを導入しました。これにより、複数の Android アプリケーション間で同じ Kanzi インスタンスとリソースを使用できます。さらに、Kanzi コンテンツを共有するアプリケーション間でシームレスなトランジションが可能になります。

    アプリ間トランジションアニメーションの例

    Kanzi Android Service での開発 を参照してください。

アクティビティ

  • アクティビティに OptimizeMemory パラメーターを導入しました。これを有効にすると、Kanzi はアクティビティが非アクティブ化された時点で、そのアクティビティが使用しているリソースを自動的にアンロードします。

    仮想化 を参照してください。

Kanzi Studio のアセットインポートのパフォーマンス最適化

  • Kanzi Studio は、イメージの有効性を確認するためだけにイメージをロードしなくなりました。

  • Kanzi Studio は、プロジェクトのロード中にメッシュデータのバージョンを更新しなくなりました。

  • Kanzi Studio は、メッシュを複製する際にメッシュデータをロードしないようになりました。

  • Kanzi Studio は、メッシュデータがすでにメモリ上にある場合、ディスクから再ロードしないようになりました。

  • Kanzi Studio は、ディスク上のメッシュが変更されていない場合、冗長なメッシュのロードを避けるためにメッシュ変数をキャッシュするようになりました。

プロファイリング

Kanzi Engine C++ API

  • TaskDispatcherBase::executeTasks は、実行中に再度呼び出された場合、またはディスパッチャーが属していないスレッドから呼び出された場合に例外をスローするようになりました。以前は、どちらの場合も未定義の動作となっていました。

プラットフォーム

  • プラットフォームレイヤーの追加のデバッグログを有効にする構成オプションを追加しました。PlatformLoggingEnabled を参照してください。

  • Linux DRM/GBM プラットフォームで、DeviceIdentifier 設定が DRM モジュールの識別よりも優先されるようになりました。以前は、DeviceIdentifier はすべての DRM モジュールのオープンに失敗した場合にのみ使用されていました。

  • Linux DRM/GBM プラットフォームで、Kanzi は追加の DRM モジュールの識別を試みるようになりました。この結果、モジュールの識別順序が変わっている可能性があります。

  • QNX で、Kanzi はウィンドウに SCREEN_PROPERTY_SELF_LAYOUT を設定できるようになりました。QnxWindowSelfLayout を参照してください。

ドキュメント

  • Kanzi Rust API のドキュメントを追加しました。最もよく使用される機能の初期サブセットと、API リファレンスドキュメントをカバーしています。Kanzi Rust API を参照してください。

  • Kanzi Physical Camera Plugin のドキュメントを追加しました。プラグインのインストールと使用方法をカバーしています。Kanzi Physical Camera Plugin を参照してください。

  • すべてのドキュメントセットに目次フィルターを追加しました。探しているものがわかっている場合に、トピックを見つけやすくなります。次のキーを使用します。

    • スラッシュキー / で目次フィルターにすばやくアクセスします。

    • Escape キー Esc でフィルターをリセットします。

    ../../_images/table-of-content-filter.png
  • 目次フィルターの導入に伴い、DocSearch ボックスをページの右上に、ライトモードとダークモードの切り替えをフッターに移動しました。

  • ドキュメントページに AI に質問 ボタンを追加しました。ドキュメントの内容について質問し、ドキュメントソースに基づいて AI が生成した回答を受け取ることができます。

  • ドキュメントページの右上に ページをコピー ボタンを追加しました。AI 機能を使用して、ドキュメントにより効果的にアクセスし活用できます。Kanzi AI ツールの使用 を参照してください。

  • Android data source の例がチュートリアルのコードと一致するようになりました。

Kanzi Studio のユーザビリティ

  • Animation Clip Editor で Move tool move-tool を使用してノードまたはカーブを選択する際、複数のコントロールポイントがある場合、Kanzi Studio はカーソルに最も近いコントロールポイントを選択するようになりました。

  • State Manager で Mesh Material プロパティのステートを設定しようとすると、Kanzi Studio は代わりに回避策の手順を含む警告を表示するようになりました。

変更点

  • ICU ライブラリをバージョン 62.1 から 69.1 にアップグレードしました。未使用の ICU データと機能を削除し、ターゲットプラットフォームに応じてライブラリのファイルサイズを最大 4 分の 1 に削減しました。

  • 論理値のアプリケーション構成の処理を更新しました。Kanzi は、論理値の構成オプションの有効な値として false、true、0、1 のみを受け付けるようになりました。

注目すべき修正点

Kanzi Engine

  • Performance HUD で、Kanzi が Timer のサブスクリプション数と Recurring Tasks の数の情報を取得できなかった問題を修正しました。(FMW-57)

  • Text Box 領域の境界外にはみ出したテキスト選択ハンドルをドラッグできなかった問題を修正しました。(FMW-192)

  • Text Block の前景 Color Brush のアルファを 0 に設定すると、Kanzi がデバッグモードでアサーションにより終了する、またはリリースモードで GL_INVALID_OPERATION 警告をログに出力する問題を修正しました。(FMW-282)

  • Text Box 3D の Selection Background Color または Composition Background Color のアルファがゼロに設定されている場合に、デバッグモードで Kanzi がアサーションにより終了する問題を修正しました。(FMW-341)

  • カーソルと選択ハンドルのプレハブが No Prefab に設定されたテキスト選択をレンダリングする際に、Kanzi が TextBox2D のオパシティを無視する問題を修正しました。(FMW-565)

Kanzi Studio

  • 不正なメタデータを持つ Kanzi Engine プラグインをインポートする際に、Kanzi Studio がハングする問題を修正しました。(FMW-51)

  • カスタムの表示スケールのシステム設定を使用している場合に、Bindings Editor で行番号と対応するテキストの位置がずれる問題を修正しました。(EDITORS-84)

  • Brushes への複数の変更を一度に元に戻す際に、Kanzi Studio がクラッシュすることがある問題を修正しました。(TESTING-567)

  • ライブラリ (Library) で名前を変更したときに、アニメーションクリップエディタ (Animation Clip Editor) のウィンドウタイトルがそれに応じて更新されない Kanzi Studio の問題を修正しました。(EDITORS-60)

  • Quick Start ウィンドウを長時間開いたままにした後にサンプルプロジェクトをダウンロードしようとすると、例外エラーが発生する Kanzi Studio の問題を修正しました。(FMW-132)

  • Preview の起動中に、Kanzi Studio が Code Behind のビルド通知を報告しない問題を修正しました。(FMW-55)

  • ツールチップに改行を含む Kanzi Engine プラグインのメタデータが、プロジェクトを再度開いた後に常に古いものとしてマークされる Kanzi Studio の問題を修正しました。また、Kanzi Studio はメタデータにサポートされていない文字が含まれている場合に警告するようになりました。(FMW-217)

  • 古いファイルがキャッシュに残っている場合に、更新されたサンプルまたはチュートリアルをダウンロードできない問題を修正しました。(EDITORS-94)

  • 編集モードが有効な場合に、TextBox3D ノードが Preview ウィンドウでユーザー入力キーを処理する問題を修正しました。(FMW-350)

  • 以下のバインディングの問題を修正しました (FMW-648):

    • ソースノードの親ノードの親が変更されたか名前が変更された場合、またはプロジェクトを再度開いた後にソースノード自体の親が変更された場合に、バインディングのソースプロパティを変更してもターゲットプロパティが更新されない問題を修正しました。

    • ソースノードの親ノードがプレハブに移動された場合に、バインディングを持つノードの検証が行われない問題を修正しました。

  • Win32 で WriteOnlyDiskFile が非 ASCII 文字を含むファイル名を正しく扱わない問題を修正しました。(RENDERING-2175)

  • プロジェクト名にダッシュやスペースなどの使用できない文字が含まれている場合に、Kanzi Studio がアプリケーションコード内で誤った KZB 名を生成する問題を修正しました。(FMW-650)

  • 新しいプロジェクトの作成時に、Kanzi Studio がデフォルトマテリアルを設定する際に誤解を招くメッセージをログに出力する問題を修正しました。(FMW-655)

  • Smart Materials のプロジェクトマージの競合を解決する際に、Kanzi Studio がランタイム例外により終了する問題を修正しました。(FMW-670)

  • Activity Browser で、名前が . 文字で始まるか終わるプロパティ、または . 文字が複数連続するプロパティを作成しようとすると、Kanzi Studio が例外により終了する問題を修正しました。(FMW-695)

  • Kanzi Studio でトリガーに冗長なプロパティを追加できてしまう問題を修正しました。(PRODUCT-1043)

Kanzi Engine C++ API

Kanzi Android framework (droidfw)

  • KanziViewAdapter.handleVisibilityChange で非表示にした後も、KanziViewAdapter インスタンスがレンダリングとユーザー入力の処理を続ける問題を修正しました。(ANDROID-1298)

  • Kanzi Android framework (droidfw) AAR のプラットフォームパッケージビルドに重複したネイティブライブラリが含まれ、サイズが不必要に増加する問題を修正しました。(ANDROID-1039)

  • 期限切れになっていない Kanzi タイマーにより Kanzi Android framework (droidfw) がサスペンドから復帰し、冗長なフレームが発生する問題を修正しました。(ANDROID-1134)

Kanzi Engine Lua API

  • scons でビルドした動的プラットフォームパッケージで Kanzi Engine Lua API が失敗する問題を修正しました。(PRODUCT-1378)

プラットフォーム

  • iType フォントライブラリのデバッグ出力が無効になっている場合でも、関連するデバッグメッセージがログに出力される問題を修正しました。(DEVOPS-1483)

関連項目

Kanzi 3.9.14 マイグレーションガイド

既知の問題